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前後の文章を含んだ引用

......て、象舎の中に入っているときの象を眺めることを習慣とするようになった。どうしてわざわざそんな面倒なことをしたのかと訊かれても、僕にはうまく答えられない。僕はただプライヴェートな時間の象の姿を見たかったというだけなのだ。それ以上の深い理由はない。　象舎の中が暗いときにはもちろん象の姿は見えなかったけれど、夜の早いうちは飼育係は象舎の電灯をつけ放しにして象の世話......

単語の意味

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵（すがた）

象（ぞう）

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・１．身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
２．身なり。容姿。
３．目に見える、人の形。人の存在。
４．物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
５．物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]

象・・・ゾウ科の哺乳動物。巨大で全身灰色、長い牙を持つ。最大の特徴である自由に屈伸する長い鼻は、人間の手と同じように物を掴むことができる。｢象｣の字は象の姿の象形文字。アジア象は基本的に穏やかな性格で、家畜として飼育される。