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負けおしみくさい笑い
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
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微笑み・薄笑い
負け惜しみ・捨て台詞
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......せた。 「何でもない事だわ。」私はあさましい姿を白々と電気の下に晒 して、そのウイスキーを十杯けろりと呑み干してしまった。キンキラ坊主は呆然と私を見ていたけれども、負けおしみくさい笑いを浮べて、おうように消えてしまった。喜んだのはカフエーの主人ばかりだ。へえへえ、一杯一円のキング・オブを十杯もあの娘が呑んでくれたんですからね……ペッペッペッと......
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微笑み・薄笑いの表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
自尊心が満足させられ微笑することができた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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負け惜しみ・捨て台詞の表現・描写・類語(不満を伝えるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
最後の言葉は、いやに痛烈な捨てぜりふであったような気がした。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
捨てぜりふにしては重く、 嫌 な手ごたえがある
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
「まぁ、せいぜい頑張るんだな」と、まるで時代劇の雑魚キャラみたいな言葉を残して、会議室を出て行った。
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 amazon
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「口・顎」カテゴリからランダム5
唇で薄く笑った。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
人差し指で銀色のめがねのフレームに触れながら、うつむき加減にそっと微笑む。左手の透き間から、柔らかい息がほのかにもれてくる。それは確かに微笑みでありながら、伏せられたまつげのために、切ないため息のようにも思える。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
口もとを般若のように裂いてにんまりと笑う
真継 伸彦 / 鮫 amazon
うさぎの足跡みたいなえくぼ
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
親父の顔はすでに余裕のある柔和な笑いを取り返し、それで武装している。確かにこの笑いは商売用の武装である。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
武装された商売用の笑い
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「不満を伝える」カテゴリからランダム5
唇を鳥の肛門のようにとがらせ
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
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