爪先の収まりの悪さに登山靴を意識して
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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靴を履く
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前後の文章を含んだ引用
......十六段の階段を上がらねばならない。それは「上がる」というより「登る」に近い負荷を足に強いるから、谷川岳の山行はもうここから始まっていると言っていい。 悠木和雅は爪先の収まりの悪さに登山靴を意識していた。 そうでなくても一気に階段を上がりきるのは難しかった。ペンキで書かれた「300段」の手前の踊り場で、たまらず一息入れた。十七年前と同じ思いにとらわれる。試......
単語の意味
爪先(つまさき)
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靴を履くの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(履き馴れる)朴歯の下駄が、いよいよ軽くなってきた。むしろ、靴よりも軽い。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
直子は話しながら無意識に指先ですすきの穂をほぐし、風にちらせていた。全部ほぐしてしまうと、彼女はそれをひもみたいにぐるぐると指に巻きつけた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
磁石のように机にくっついていた生徒達
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
何かを待っている時はたいてい、微かな恐れと不安で胸がきしむ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
満員の公会堂が震えるような拍手が起った。
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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