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彼は泣いて止めるばかりで、痛々しい状態だった
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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......週間がたった。 母が旅立つ前の日の夕食は、まるで最後の晩餐のように厳粛だった。 そして、夕食時も部屋から出てこない弟のもとを、母は訪ねて行ってずっと慰めていた。彼は泣いて止めるばかりで、痛々しい状態だったが、それでも旅行をやめようとしない母に、尊敬の念をおぼえた。あっぱれ、と思った。 それはたとえはたから見てただの旅行で、命をかけるほどのことじゃないとしても、母......
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短い手足をひろげた身体が断層の突端を離れ、昼でもない夜でもない白々した虚空の 何処 かへ、落ちるというよりは気流にのって滑空するように迷い込んでいく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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身体中の水分を絞り出すようにして泣く
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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