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(倒れたまま、)彼は恰 も砂に呟 くごとく彼女を呼ぶ
横光利一 / 日輪 ページ位置:100% 作品を確認(青空文庫)
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人が倒れる・倒れ込む
うつ伏せ・腹ばい・這いつくばる
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前後の文章を含んだ引用
......呼、我は爾を奪わんために、我の国を滅ぼした。我は爾を奪わんために我の父を刺した、宿禰を刺した。爾は返れ。」 長羅の蒼ざめた額は地に垂れた。 「卑弥呼、卑弥呼。」 彼は恰 も砂に呟 くごとく彼女を呼ぶと、彼の瞼 は閉じられた。卑弥呼の身体は顫 えて来た。彼女の剣は地に落ちた。 「大兄よ、大兄よ、我を赦せ。彼を刺せと爾はいうな。」 卑弥呼は頭をかかえると剣の上へ泣き......
単語の意味
砂(すな)
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
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人が倒れる・倒れ込むの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
体力のつきた馬のように、両足をふにゃふにゃと折って膝をつく
野間 宏 / 真空地帯 amazon
姫が、玉の鎖がばらばらになって飛び散ったように倒れる
井上 靖 / 風林火山 amazon
身体が突然後へ反って、仰向けにどうと倒れたなり動かなくなった。あたかもはりきっていた旋条(ぜんまい)がピーンとはじきかえったような工合(ぐあい)である。
中山 義秀 / 碑「厚物咲・碑―他六篇 (1956年) (角川文庫)」に収録 amazon
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うつ伏せ・腹ばい・這いつくばるの表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
土に伏し、肱(ひじ)で胸を支えて傷ついたけもののように
大岡 昇平 / 俘虜記 amazon
一枚の紙のように身を伏せながら
北川正夫 / 苦力に変して―ソ満抑留記 amazon
かたつむりがすっぽり殻の中に閉じこもったように、手足をひっこめ丸くうつぶせになる
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
カニのように身を伏せながら
北川 正夫 / 苦力に変して―ソ満抑留記 (1983年) amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
二人はくつろいだ姿と心とで火鉢 により添った。世の中は二人きりのようだった。
有島武郎 / 或る女
(水中を人が泳ぐ)水中カメラの前をきれいな流線型で通りすぎてゆく。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
眼尻に涙が溢 れて来る。何の思いもない、水みたいなものだけれど、涙が出て来るといやに孤独な気持ちになって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
膝に頰を押しあてる。三葉の体の全部を包み込みたくて、ぎゅーっと体を丸めていく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
棒のように立っている
岡本かの子 / 巴里祭
逆流を乗りきるときのように、頭を前に突き出しからだを少し斜めにする
山本 有三 / 波 amazon
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