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ぴーひょろろ、と、なんだか間抜けな声色でどこかしらでトンビが鳴いた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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ワシ・タカ・トビ・ハヤブサ
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前後の文章を含んだ引用
......いいかげん、仲直りしないよ?」 唐突に、四葉が空気を読まない発言をする。「大人の問題!」 ぴしゃりと、私は言う。そう、これは大人の問題なのだ。なにが町長選挙よ。ぴーひょろろ、と、なんだか間抜けな声色でどこかしらでトンビが鳴いた。 いってきまーす、と声を揃えてお祖母ちゃんに告げて、私と四葉は玄関を出た。 盛大に、夏の山鳥が鳴いている。 斜面沿いの狭いアスファルトを下り、いくつかの石垣の階......
単語の意味
鳶(とび・とんび)
鳶・・・1.タカ科の鳥。市街地や海辺に多い中形の鳥。背中は黒味を帯びた茶色。大きく輪を描いて飛びながら、小動物やその死骸などの獲物を探す。「鴟」「鵄」とも表記。
2.(「とび」と読んで)「鳶口(とびぐち)」の略。鳶の嘴(くちばし)に似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具。
3.(「とび」と読んで)「鳶職(とびしょく)」の略。高い所での作業を専門とする職人。
2.(「とび」と読んで)「鳶口(とびぐち)」の略。鳶の嘴(くちばし)に似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具。
3.(「とび」と読んで)「鳶職(とびしょく)」の略。高い所での作業を専門とする職人。
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ワシ・タカ・トビ・ハヤブサの表現・描写・類語(鳥類のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鳶が羽ばたきもせず中空から石のごとく落ちてくる
中島 敦 / 名人伝 amazon
空では鷸子 と鳶 とが円 く空中の持ち場を守って飛んでいた。
横光利一 / 日輪
ぴーひょろろ、と、なんだか間抜けな声色でどこかしらでトンビが鳴いた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
(見上げると)天高く舞う 鳶 の泰然たる円運動があった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「鳥類」カテゴリからランダム5
天使の羽根が大学の中庭に降りてくる光景を想像してみたが、遠くから見るとそれはまるでティッシュ・ペーパーのように見えた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
鶴はこれらの自然物を背景にして直立し、まるで陶器の置物のようにじっと動かなかった
長谷川 四郎 / 鶴 amazon
雉が、黒い物体でも投げられたような直線的な飛翔の仕方で空間を横切る
井上 靖 / 天平の甍 amazon
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