星がうるんで見える初夏の夕空のような浅い浅黄色の汁
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
スープ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......り気にしないで、ご自分が幸福 になるよう、しっかりなさいよ。ほんとうですよ」 こういって、はじめてかの女は母親の位を取り戻した。 ギャルソンがスープを運んで来た。星がうるんで見える初夏の夕空のような浅い浅黄色の汁の上へギャルソンはパラパラと焦したパン片を匙 で撒 いて行った。 「香ばしくておいしい。掻餅 のようね」とかの女はいった。 むす子はかの女の喰 べ方を監督しながら自分も喰......
単語の意味
初夏(しょか・はつなつ)
夕空(ゆうぞら)
浅黄色(あさぎいろ・うすきいろ)
初夏・・・ 夏の初め。陰暦4月の異名。孟夏(もうか)。首夏(しゅか)。
夕空・・・夕方の空。
浅黄色・・・1.薄い黄色。
2.浅葱色(あさぎいろ)と混同されて、薄い青緑色。
2.浅葱色(あさぎいろ)と混同されて、薄い青緑色。
ここに意味を表示
スープの味、おいしさを伝える表現・描写(洋食・西洋料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
野菜スープは、毎日ちがったのを作った。にんじんの日、ほうれん草の日、ポテトの日、かぼちゃ、グリンピース、カリフラワー、コーン、トマト。それぞれちょっと違った味のポタージュである。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「洋食・西洋料理」カテゴリからランダム5
(ミート・コロッケ)ジャガイモのコロッケを食べなれていた所為だろう、クリーム・ソースにくるまれた肉のやわらかさ、揚げ油の香気……何ともいえぬおもいがした
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
はつ夏の澄める空を映すかのような薄浅黄色のスープが置かれてある。
岡本 かの子 / 食魔 amazon
同じカテゴリの表現一覧
洋食・西洋料理 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ