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まる二十四時間眠っていないわりには不思議に眠くはなかった。体の芯はぼんやりしていたが、頭だけが手なれた水生動物のように入り組んだ意識の水路をぐるぐるとあてもなく動きまわっていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:5% 作品を確認(amazon)
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眠たい・眠気
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前後の文章を含んだ引用
......。しかしもちろん僕はもう小さな子供ではない。僕は何も考えずにコーヒーをすすり、長い時間をかけてそれを飲んでしまうと、しばらくぼんやりしてから煙草に火をつけた。 まる二十四時間眠っていないわりには不思議に眠くはなかった。体の芯はぼんやりしていたが、頭だけが手なれた水生動物のように入り組んだ意識の水路をぐるぐるとあてもなく動きまわっていた。 無人の椅子をぼんやり眺めているうちに、昔読んだアメリカの小説を思い出した。妻に家出された夫が、食堂の向いの椅子に彼女のスリップを何ヵ月もかけておく話だった。し......
単語の意味
体(からだ)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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目を閉じた次の瞬間にはもう眠っていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
思考がだんだん脱落していって頭が闇の底の方へ楽々と沈んで行った。
岡本かの子 / 渾沌未分
古い 鉄床 のようにぐっすり眠っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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熱っぽい、関節に油がきれたような妙な気分
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
顔の前の行燈(あんどん)を吸い込むような大欠伸(おおあくび)
泉 鏡花 / 高野聖 amazon
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