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しきりに主人に目くばせをするが、主人は不導体のごとく一向 電気に感染しない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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何かを訴えた目
鈍感・感覚が鈍い
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......と相変らず口から出任 せに喋舌 り立てる。 「しかしあの娘は寒月の所へ来たいのだそうだ」と主人が今鈴木君から聞いた通りを述べると、鈴木君はこれは迷惑だと云う顔付をしてしきりに主人に目くばせをするが、主人は不導体のごとく一向 電気に感染しない。 「ちょっと乙 だな、あんな者の子でも恋をするところが、しかし大した恋じゃなかろう、大方鼻恋 くらいなところだぜ」 「鼻恋でも寒月が貰えばいいが」 「貰えばいいがっ......
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さっきの女と十和子はどちらからともなく目を合わせて共犯者じみた微笑みを交わす。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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感情の歯の力を失った
岡本かの子 / 巴里祭
物音も人の姿も夢の中のように感覚が薄い
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
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あれが、ほんとの一角の眼か――と見られる凄 い眸
吉川英治 / 無宿人国記
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私の眼は一時に視力を弱めたかのように、私は大きな不幸を感じた。
梶井基次郎 / 蒼穹
この場の一体感を薄気味悪く感じた。 親兄弟のような……。 血管や臓物すら共有しているかのような……。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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