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下界の燈火を反射して、ぼうっと潤いを帯びた黒い夜空
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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街灯・外のあかり
夜空
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前後の文章を含んだ引用
......シを置く軽い乾いた音などが響いて来た。窓からは、宵っぱりな都会の眠気知らずなざわめきと、向い側の建物の屋根の頂に廻っている広告イルミネーションの気ぜわしい明滅。下界の燈火を反射して、ぼうっと潤いを帯びた黒い夜空の一部が見える。 伸子の胸にいきなり、 「おいてきぼりにされては大変だ!」 と云う、子供らしい切ない思いがこみ上げてきた。 彼女は、いそいで椅子を立ち、父の後を追っ......
単語の意味
夜空(よぞら)
夜空・・・夜の空。
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街灯・外のあかりの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
灯の消えた街灯の硝子球が、剥きだしの白い果肉のように身をすくめて立つ
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
冷たい蒼白さで瓦斯燈がぼんやり灯っている
宮本百合子 / 伸子
闇の中で等間隔でやってくる街灯の明かり
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
巨大な蕨さながらの背高の街灯
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
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夜空の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
繻子(しゅす)のように光って濡れている夜
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
太陽はまだぎりぎり山の端にひっかかっていて、県道沿いの畑をのどかに照らしている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
夕方だった。それぞれの家の中に青が入ってきて、電気をつけさせるころ。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
夕方はあっけなくやってきて、あたりをみんな濃いブルーと金にふちどる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
もうすっかり日が暮れているのに気付き、部屋の電気のスイッチを入れた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
闇が澱んだ水のように重い
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
コオルタールのような闇の中
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
「外の設備・工作物」カテゴリからランダム5
街灯がある度に伸びては縮む影の上を歩いていった。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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