雨足のみ蚕しぐれのようにふりそそいでいました。
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雨の音
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単語の意味
雨脚・雨足(あまあし)
蚕時雨(こしぐれ)
蚕(かいこ)
蚕時雨・・・蚕が桑の葉を食べるときに生じる、シャワシャワ、パラパラという音
蚕・・・カイコガの幼虫。普通、4回脱皮した後、白くて俵型の繭(まゆ)を作る。繭は絹糸の原料になるため、古くから養蚕(ようさん[=蚕を飼うこと])されてきた。野生では生活できず「飼い子」が名前の由来とされる。
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雨の音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
傘をうつ雨の音が、遠くの地鳴りのよう
宮本 輝 / 星々の悲しみ amazon
(雨は)一日中、この小屋をとり巻く雑木林に 陰鬱 な音をたてています。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
トタン屋根にそうぞうしくあたる雨脚
林芙美子 / 新版 放浪記
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「音の響き」カテゴリからランダム5
客を降ろそうと急に停まったタクシーに、後続車が腹を立てて、舌打ちするような苛立ったクラクションを鳴らした。少し低いラとドの濁った和音が、耳の奥にこびりついた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「雨・霧」カテゴリからランダム5
雨は休みなく貯水池の上に降り注いでいた。雨はひどく静かに降っていた。新聞紙を細かく引き裂いて厚いカーペットの上にまいたほどの音しかしなかった。クロード・ルルーシュの映画でよく降っている雨だ。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
帽子の縁にたまった雨水が滝のような音で落ちる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
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