焼いている豚に長い金の棒をつきさして桃色の汁が出なかったら中まで焼けた証拠

肉には岩塩とコショウをまぶすだけで、ジワジワ焼く。金色の脂が汗のように滴り落ちてボッと炎をたて、たまらない香りがあたりに揺動する。

坂を上ったところのステーキハウスはかなり混んでいたが、二人分の席は確保できた

（ポークソテー）簡単な料理におもえるが、使う豚肉の良し悪しと焼きぐあいとで、味は全くちがってしまう

ワイルドな肉塊

表面的な味ではなく、肉の中まで濃厚なタレがしみわたり、食べ終わるまでしっかりとした味を堪能できる。

焼き鳥は、箸を使わないで食べる。 　串を右手に持って、先端の肉を、まず上下の歯ではさむ。 　はさんだのち、右手を横に引いてズリズリと肉片を串からはずす。 　ここに一種の遊技性と野性味がある。 　これも焼き鳥の魅力の一つである。 　もし焼き鳥が、串に刺さないで、バラバラのまま食べるという様式の歴史をたどってきたならば、今日の栄光はなかったに違いない。 　串に刺す、という一点で、焼き鳥は今日の栄光を勝ち取ったのである。

揚げたてのムネ肉のサクサク感に南蛮酢とタルタルソースという二重の甘みが加わっている。肉質が硬い地鶏では出せない味である。

オーブンをあけてローストを出した。チーズがたっぷりふりかけて出来上がっている。

ソーセージが数珠繋ぎになってびっしりぶら下がっている