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太陽はまだぎりぎり山の端にひっかかっていて、県道沿いの畑をのどかに照らしている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:44% 作品を確認(amazon)
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夕日・西日
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......言う。「……瀧くん、本当にそれでいいの?」 まだ食べ終えていない先輩が、テーブルの向かいから俺に問う。どう答えるべきかとっさには分からなくて、俺は窓の外を見る。太陽はまだぎりぎり山の端にひっかかっていて、県道沿いの畑をのどかに照らしている。「……なんて言うか、ぜんぜん見当違いのことをしてるような気がしてきて」 半ば自分自身に向けて、俺は呟く。東京に戻って、もう一度作戦を立て直した方が良いのかもしれ......
単語の意味
長閑(のどか)
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西の空がかすかに赤かったが、それは街並に落ちるまでには至らなかった。光は、 暗澹 と横たわる大気を射抜く力も 失せ、逆にすべての光沢を 覆うかのように忍び降りては死んでいく。ときおり、狂ったような 閃光 が 錯綜 することはあっても、それはただ 甍 の雪や市電のレールをぎらつかせるだけで終わってしまう。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
夕陽の溜息のような光線が、屋根屋根を越えて、河の水面にきらきらと映る。
福永 武彦 / 飛ぶ男「廃市/飛ぶ男 (新潮文庫 草 115-3)」に収録 amazon
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東のそらがぼうっと銀いろになって
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
空にはまだ昼の輝きが残っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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