食卓の上に、セルロイドを小さな短冊に切って一束にした〔品がき〕があって、これをめくりながら、食べるものを決める。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
メニュー表
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......がぐるりとまわっている。 二階にも客座敷があるけれど、むかしから私は、この入れこみで酒食をするのが好きであった。 気がおけなくとも、塵ひとつとどめぬ店である。 食卓の上に、セルロイドを小さな短冊に切って一束にした〔品がき〕があって、これをめくりながら、食べるものを決める。先ず酒をはこんでもらい、突出しでゆっくりとのみながらと、そのときの躰の調子に合わせて口へ入れるものをきめてゆくたのしさも、この店のおかみさんや女中たちの行きとど......
ここに意味を表示
メニュー表の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
水泳のビート板ほどもあるメニュー
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
トンカツやサラダのカラー写真が散乱する、やたらビジュアル系のメニュー
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
革表紙の分厚いメニュー
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
どっしりと重い革表紙のメニュー
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
食卓の上に、セルロイドを小さな短冊に切って一束にした〔品がき〕があって、これをめくりながら、食べるものを決める。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「道具・家具」カテゴリからランダム5
紫黒色の紙に金絵具 で、右上から左下へ波紋を作って流れて行く水が描いてあるが、非常に優雅な筆致 に見えた。私はその青暗い平面に浮き出している夢のような、又は細い煙のような柔らかい金線の美しい渦巻きに魅せられ
夢野久作 / ドグラ・マグラ
彼は手みやげにサーティーワン・アイスクリームの詰めあわせを持ってきたが、うちの冷凍庫は狭いうえに冷凍食品がぎっしりと入っていたので、それを詰めこむのにひどく苦労をした。まったく世話のやける男だ。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
肺の奥まで煙を吸い込み、頭を振って、それからまるで誰かになにかを押しつけるみたいに、時間をかけてゆっくりと吐いた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
道具・家具 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ