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薄っぺらな藁 ぶとん
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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寝室・布団・ベッド
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前後の文章を含んだ引用
......と、程なく、警板が鳴った。 「寝ませいっ――」 と、卯平は、役目の時刻を呶鳴ってから後でまた、低い、べつな声で、牢格子へ、 「――お寝み――」 といった。 雲霧は、薄っぺらな藁 ぶとんへ、ごろんと、横になった。二十日も、湯浴みをしない皮膚は、臭くって、かさかさして、自分の身体みたいな気がしない。それが自分の物かと、獣じみた姿を考えると、早くこ......
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貸蒲団らしい薄っぺらなのを、蓆(むしろ)でも扱うように舗道にじかにストンストンと落している。
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
坐っていた座蒲団が谷底のように低まって見える
水上 勉 / 越前竹人形 amazon
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闇のなかで煙草の火口が赤く点っている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
彼は手みやげにサーティーワン・アイスクリームの詰めあわせを持ってきたが、うちの冷凍庫は狭いうえに冷凍食品がぎっしりと入っていたので、それを詰めこむのにひどく苦労をした。まったく世話のやける男だ。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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