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女の肌が一種特別な塗料のように彼の掌に付いてくる。彼の頭の中を足の裏に油を塗ったような滑走感が走る。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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滑らかな感触
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前後の文章を含んだ引用
......脳髄の深処を揺する暗々とした灼熱感にすぎないのである……彼の掌が、彼女の肌にふれる。女の肌の弾みが彼の手の下ですべる。彼の手の女の肌にふれた部分が、生きかえる。女の肌が一種特別な塗料のように彼の掌に付いてくる。彼の頭の中を足の裏に油を塗ったような滑走感が走る。……彼女の眼が彼の眼の光をいざなう。彼女の眼が彼の眼に向い、眼と眼が向い合って、朝の地平線が空の下に大きく開くように、一瞬眼界がひらく。対象のセクシュアルな牽引......
単語の意味
手の平・掌(てのひら)
足・脚・肢(あし)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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すっと触った指がありもしないささくれを想像して鳥肌を立てるほどになめらか
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
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