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絵具を洗い落した石鹸臭い手
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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手の雰囲気
不快な体臭・くさい人
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前後の文章を含んだ引用
......。西洋の子供からあんまり泣き声が聞えない。 かの女は花壇の縁に腰を下ろして、いつまでもいつまでもぼんやりしている。後から来る約束のむす子が勉強の仕事を仕舞って、絵具を洗い落した石鹸臭い手をして、ひょっこり傍の叢 から現われ出るのを待ち受けているのであった。 むす子は太い素朴な声で、 「おがあさん」 と呼ぶ。それは永遠の昔に夢の中で聞いたような覚えもす......
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教会でよく見る白いマリア像の手のようになめらか
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
コンサート・ピアニストが意識を集中する時のように、両手をきちんとくっつけたままカウンターに並べた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
大きな分厚い手のひらだった。ところどころに傷がついている。それは身体の一部というよりは、巨大な重機の部品のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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失礼ですが、ぷんぷん臭います
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
羊毛のような、かすかな京子の体臭
岡本 かの子 / 春「岡本かの子全集〈第3巻〉母子叙情,過去世,花は勁し,春,鬼子母の愛 (1949年)」に収録 amazon
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利助の口が悪臭を放って、まともに話でもしたものなら、息をされるたびにへどを吐いてしまいそうになる程、臭いいきをするのである。だから誰でも利助と口をきく時は横を向きながら話をしたり、手のひらで鼻をふさぎながらものを言ったりするのだった。
深沢七郎 / 東北の神武たち amazon
隣に座ったのは初めてだった。甘い苦みを含んだような柑橘系のコロンの香りがした。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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