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毎日毎日安逸な生を食傷するほどむさぼって一生夢のように送っている
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:58% 作品を確認(青空文庫)
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平和(平凡)に暮らす・穏やかな日々
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前後の文章を含んだ引用
......そして惨 めだ。なんだって人間というものはこんなしがない苦労をして生きて行かなければならないのだろう。 世の中には、ことに君が少年時代を過ごした都会という所には、毎日毎日安逸な生を食傷するほどむさぼって一生夢のように送っている人もある。都会とは言うまい。だんだんとさびれて行くこの岩内の小さな町にも、二三百万円の富を祖先から受け嗣 いで、小樽 には立派な別宅を構えてそこに妾 を住まわせ、自分......
単語の意味
安逸・安佚(あんいつ)
貪る(むさぼる)
安逸・安佚・・・気軽に時を過ごすこと。のんびりぶらぶらと遊んで暮らすこと。
貪る・・・終わることなく欲しがり続ける。満足することなく一つの行為を続ける。
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ぬるま湯のような安易さ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
人生は道じゃない《…略…》ルートも標識もない、茫洋たる大海原だ。俺たちはそこで、でかい魚にでもつかまって、大きな流れに身を任せている
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
ベンチに寝転んで、色付きかけた銀杏の葉むらを見上げた。ふと、二十六という年齢に老いを感じた。もうこんな生活をしていてはいけないと、私は不良少年のように考えた。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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