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ぽちぽちと紅色べにいろの新芽が、無数に蔦のつるから生えていた。それは爬虫類はちゅうるいの掌のようでもあれば、吹きつけた火の粉のようでもある。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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蔦(つた) 芽・新芽・若芽
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前後の文章を含んだ引用
......扉は、かんぬきがかけてある。そして、その閂の上までも一面に、蜘蛛手形くもでがたつたの枝がっている。扉は全面に陰っているので、今まではわからなかったが、今かの女が近寄ってみると、ぽちぽちと紅色べにいろの新芽が、無数に蔦のつるから生えていた。それは爬虫類はちゅうるいの掌のようでもあれば、吹きつけた火の粉のようでもある。  かの女は「まあ!」といって、身体はおくしてうしろへ退いたが、眼は鋭く見詰め寄った。微妙なもの等の野性的な集団を見ることは、女の感覚には、気味の悪いところもあった......
単語の意味
手の平・掌(てのひら)
紅色(べにいろ・くれないいろ)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
紅色・・・鮮やかな赤色。とくに、紅花(べにばな)の汁で染めた赤色。
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