肩や両脇 を太紐 で荒くかがって風の抜 けるようにしてある陣羽織 式の青海流の水着
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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着物・和服姿
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......。今晩は夕立ち、明日から四五日お天気は大丈夫 よ」 「まあ、そんなところですなあ。遠泳会はうまく行くね」 掌 を差し出して風の脈に触 れてみてから貝原は相槌 を打った。 肩や両脇 を太紐 で荒くかがって風の抜 けるようにしてある陣羽織 式の青海流の水着を脱 ぐと下から黒の水泳シャツの張り付いた小初の雄勁 な身体が剥 き出された。こういう職務に立つときの彼女 の姿態に針一突 きの間違いもなく手間の極致を尽 して彫 り出した象 ......
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着物・和服姿の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
生き物のようにあやしくおどり上がる裾さばきが乱れ
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
ずんぐりした夫人は、蝉 のように薄い黒羽織を着て
林芙美子 / 新版 放浪記
着物については無知だったが、質のいい 縞柄 を地味に律義に着こなしているという気がした。水商売を思わせるところがなかった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
まるで子守っ子のような肩あげ
林芙美子 / 新版 放浪記
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「服装・身なり」カテゴリからランダム5
大きくふくらんだ胸元に生花のコサージュをつけていた。パーティの帰りだろうか、と思った。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
足をにょきにょき出している彼女
梶井基次郎 / 城のある町にて
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