泳ぎ回る者でもいるように頭の中がぐらぐらする
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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目まい
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......ち満ちて眠りながら働いているように見える倉地も、その朝は目の周囲に死色をさえ注 していた。むき出しにした腕には青筋が病的に思われるほど高く飛び出てはいずっていた。泳ぎ回る者でもいるように頭の中がぐらぐらする葉子には、殺人者が凶行から目ざめて行った時のような底の知れない気味わるさが感ぜられた。葉子は密 やかにその部屋を抜け出して戸外に出た。 降るような真昼 の光線にあう......
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手すりに靠れて彼は急に襲ってきた二度目の 眩暈 の去るのをじっと待っていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
思いきり立ち上がると、右目と左目の真ん中あたり、頭の芯がくらっとバランスを失った。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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前後不覚になりました。お酒を飲んで、こんなに我を失うほど酔った
太宰治 / 人間失格
(思いが)綿に沁みていく水のように身内にひろがり
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
少し麦酒の酔いを覚えていた。
梶井基次郎 / 泥濘
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