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ひろい庭の芝生の彼方に、三渓園の三重塔がのぞまれ、それが、しだいに夕闇の中へ溶けこんで行くのを、われわれは飽くこともなくながめ、
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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庭・縁側・ベランダ
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前後の文章を含んだ引用
......菜である。雑煮である。 中国風の麺である。野菜の煮物である。 すべてが、家庭料理のあたたかさと、入念な調理によるもてなしであって、この家の愛好者は非常に多い。 ひろい庭の芝生の彼方に、三渓園の三重塔がのぞまれ、それが、しだいに夕闇の中へ溶けこんで行くのを、われわれは飽くこともなくながめ、料理を口へはこび、酒をのんだ。「戦争中は、この辺に、高射砲の陣地があったものだから、ずいぶん、ひどくやられました。ハマの他のところは焼夷弾が多かったんだが、この......
単語の意味
夕闇(ゆうやみ)
夕闇・・・日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。夕方、月がなくて暗いこと。
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白砂に緑(えん)の砂洲を配した美しい庭
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
自然の草花を生かした丁寧な造りのブリティッシュガーデン
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
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流し台の隅で、野菜の皮やコーヒー豆の滓やパンの耳がぐったり重なり合っている。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
(電球の球は)未熟な少女のように《…略…》光沢なく点っている。
葛西 善蔵 / 悪魔「葛西善蔵全集〈第1巻〉 (1974年)」に収録 amazon
向うの窓硝子は斑 らに外気に曇った上に小さい風景を現していた。
芥川竜之介 / 歯車
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