向こうに白っぽい光が見えた。甘くて冷たくて柔らかい、ビジュアルでいうと蛍みたいな、味として感じるとまさに洋なしのシャーベットみたいな光だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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光る・輝く
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前後の文章を含んだ引用
......た。白いカーテンが残像となって夢の画面にぱたぱたと揺れていた。鳩のようにも、旗のようにも見えた。 そうしてゆっくりと本格的な眠りがしみこんできたとき、その画面の向こうに白っぽい光が見えた。甘くて冷たくて柔らかい、ビジュアルでいうと蛍みたいな、味として感じるとまさに洋なしのシャーベットみたいな光だった。それがだんだんとこちらに近づいてくるのがわかった。 このホテルのフロントから、階段を上って廊下の花壇の脇を通って、この部屋に向かっている。 まるでレーダーみたい......
単語の意味
蛍(ほたる)
蛍・・・1.ホタル科の昆虫の総称。水辺にすむ小形の甲虫。夜、腹の端から青白い光を出す。その光は古来より好まれ、死者の魂ともいわれた。夏虫(なつむし)。
2.源氏物語の巻名。
2.源氏物語の巻名。
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向こうに白っぽい光が見えた。甘くて冷たくて柔らかい、ビジュアルでいうと蛍みたいな、味として感じるとまさに洋なしのシャーベットみたいな光だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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