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かげろうのように美しい景色がゆがんで見える。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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曲がる・しなる・湾曲する
陽炎(かげろう)
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前後の文章を含んだ引用
......。 薄いコーヒーと甘い菓子、缶のビール。強烈な陽ざし。飛びかうフィリピン語。 変な町だ。印象がつかめず、変に希薄な感じがする。人々が絵のように薄く見えたりする。かげろうのように美しい景色がゆがんで見える。「変な島、変な時間。」 私は言った。「ここに住むって、不思議なことね。」「私にとってはどこだって、日本より住みやすいわよ。」 させ子は言った。「あんまり物事を考......
単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
景色(けしき)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
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夏目漱石 / 吾輩は猫である
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陽炎(かげろう)の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
河原一面の緑の草から陽炎がのぼって、何だか眼がくるめくよう
太宰 治 / 津軽 amazon
地上の花を暖かい夢につつんでとろとろとほほえましめる銀色の陽炎
中 勘助 / 銀の匙 amazon
コンクリートは熱を吸収してまたそれをぐらぐらに放出して、逃げ水というのか陽炎というのか、よくわからぬぶよんとした動きが前方に見える。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
(穴の奥にひきずり込まれる)母親はまるで巨大な真空に向こう側から引っ張られるみたいに、穴の奥にひきずり込まれていった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
その途端、顔つきが豹変する。皮膚の下で、突然人格が入れ替わったような不気味さがある。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
磁石のような陸地の吸引力
有島武郎 / 生まれいずる悩み
鋭く切り立った尾根が前後の植物相を一変させるみたいに(がらりと変わる)
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
病棟は 陽 当たりが悪く昼間でも電灯がついている。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
部屋いっぱいに差した冬の日差しが曇り、そしてまた明るくなった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「形状」カテゴリからランダム5
枯れた川のような、あるいは塹壕のあとのような、一メートルほどの幅のみぞがあった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
針先は容赦のない観念のように鋭く冷たく尖っていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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