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白樺のしおりを鼻にくっつけると、香ばしい山の匂いがする。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
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嗅ぐ・におってみる
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前後の文章を含んだ引用
......二人で十四円七十銭、しかもこれが四日間の滞在費、八ツ山ホテルと云う歪んだ風景が目に浮んでくる。 (四月×日) ひからびた、鈴蘭 もチュウリップも描き飽きてしまった。白樺のしおりを鼻にくっつけると、香ばしい山の匂いがする。山の奥深いところにこの樹があるのだと云うけれど、その葉っぱはどんなかたちをしているのかしら……粛々としたその姿を胸に描きながら、私は毎日こうして、泥絵具をベタベ......
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鼻の穴を大きくして、思い入れ凌霄花のにおいを吸い
芥川龍之介 / 偸盗
私は厭なコロロホルムの匂いを押し花のように鼻におし当てていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
その果実を鼻に持っていっては嗅 いでみた。それの産地だというカリフォルニヤが想像に上って来る。漢文で習った「売柑者之言」の中に書いてあった「鼻を撲 つ」という言葉が断 れぎれに浮かんで来る。
梶井基次郎 / 檸檬
鼻をすん/\させて
岡本かの子 / 巴里祭
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冷やかに流るる新鮮な空気を、腹一パイに吸い込んでホッとした
夢野久作 / ドグラ・マグラ
酸素の足りなくなった金魚よりもせわしなく、大口をあけて空気を吸いまくる
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
胸いっぱいの感動を吐きだすように、未明の空をふり仰いで大きく息を吐く
山本 周五郎 / やぶからし amazon
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