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ほんの少し知った後でも彼のその、どうしてか“〝冷たい”〟印象は変わらなかった。ふるまいや口調がどんなにやさしくても彼は、ひとりで生きている感じがした。つまり彼はその程度の知り合いにすぎない、赤の他人だったのだ。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......もあった気がした。 彼は、長い手足を持った、きれいな顔だちの青年だった。素姓はなにも知らなかったが、よく、ものすごく熱心に花屋で働いているのを見かけた気もする。ほんの少し知った後でも彼のその、どうしてか“〝冷たい”〟印象は変わらなかった。ふるまいや口調がどんなにやさしくても彼は、ひとりで生きている感じがした。つまり彼はその程度の知り合いにすぎない、赤の他人だったのだ。 夜は雨だった。しとしとと、あたたかい雨が街を包む煙った春の夜を、地図を持って歩いていった。 田辺家のあるそのマンションは、うちからちょうど中央公園をはさんだ反......
単語の意味
赤の他人(あかのたにん)
赤の他人・・・まったくの他人。縁もゆかりも無い人。
「赤」は「明(あか)るい」「明らか」の「明」と同一語源。名詞の上に付くことで、その言葉を強調する「全くの」「すっかり」「明らかな」「それ以外の何物でもない」などの意味を持つ。「真っ赤なうそ」も同じ使われ方。
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