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空は夕焼け、真紅の雲が放射線をなして天頂まで、延びて来た。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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夕焼けの雲
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前後の文章を含んだ引用
......私の日課となった。群島にかこまれたカモテス海は静かであった。夕方、かつて私の駐屯したセブ島の山々が、内海を飾る三角の小島のうしろに、巨大な影絵を浮べた。その上に空は夕焼け、真紅の雲が放射線をなして天頂まで、延びて来た。海は次第に暗く、セブは霞んで来た。私は我慢して小屋に帰った。 朝は波の縞が誘うように、沖へ逃げた。しかし私はやはり我慢しなければならなかった。 海岸の林の上に光......
単語の意味
放射線(ほうしゃせん)
夕焼け(ゆうやけ)
真紅・深紅(しんく)
放射線・・・1.ある一点を中心に、あらゆる方面へに広がる線。放射状に広がる線。
2.高いエネルギーをもち高速で飛ぶ粒子と、高いエネルギーをもつ短い波長の電磁波の総称。ものを突き抜ける能力をもつ。この能力を生かしてレントゲンなどにも使わるが、浴びすぎると人体に影響が出る。
夕焼け・・・大陽が沈む時、西の空が赤く染まったように見えること。太陽の光が、昼間より長い距離、空中を通って来るため、波長の短い青色の光は散乱し、波長の長い赤色や黄色の光だけが、地上に到達することで起こる現象。
真紅・深紅・・・濃い紅色。深みのある紅色。まっ赤。昔、高価だった紅花で染めた真(しん[=本物])の紅色という意味で、茜染(あかねぞめ)などに対していう。深紅(しんこう)ともいう。
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