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(ベッドで横になる)わたしは両方の掌を頭の下で組んで軽く目を閉じた。ベッドにふんわり抱きかかえられたように、身体が軽かった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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寝室・布団・ベッド
体を横たえる
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前後の文章を含んだ引用
......なものは一つも落ちていない。スポンジで磨いた跡が、つやつやとしたマーブル模様になって残っている。わたしは今まで、こんな安らかな清潔さを味わったことがなかった。 わたしは両方の掌を頭の下で組んで軽く目を閉じた。ベッドにふんわり抱きかかえられたように、身体が軽かった。何かいろいろなことを考えられそうな気がした。ガラス管がぶつかりあう音と、ナースシューズが床を滑る音が、扉の向こう側を通り過ぎていった。 わたしは母親の唇を思い出......
単語の意味
身体(しんたい)
手の平・掌(てのひら)
身体・・・人のからだ。肉体。
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
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六月の末でもあるから筵(むしろ)のような蒲団(ふとん)もさほど苦にもならず
平出 修 / 逆徒 amazon
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岸に打ち上げられた鯨のように横たえたまま
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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ひときわ背たけが縮まったように小さく丸まって
有島武郎 / 或る女
活動の後の睡眠を愉 しむ風でさっさと寝台に入った。
宮本百合子 / 伸子
クッションに、ようやく引っかかる程度に腰を乗せた
湊 かなえ / ベストフレンド「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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私は風邪をひいた時の小さな子供のように、みんなの声をぼんやりと幸福に聞いていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
傍で寝ている酒気を帯びた父の鼾 が喉 にからまって苦しそうだ。
岡本かの子 / 渾沌未分
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(アーク燈の光が部屋の中を)青く明るく照して、二つの寝床がその中に小舟の浮んでいるように見えた。
加能 作次郎 / 世の中へ amazon
漁夫達はすっかり身支度をし、股 までのゴム靴をはいたまま
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林芙美子 / 新版 放浪記
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