まっ黒にしげった森のなかをひとすじの路が縫うようにうねって
中 勘助 / 銀の匙 作品を確認(amazon)
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森林・ジャングル
山道・峠道
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単語の意味
うねる(うねる)
うねる・・・大きく緩やかに曲がりくねる。大きく緩やかに上がったり下がったりする。また、そのような状態が続くことや、そのような状態がとどめ難い勢いで攻めてくること。
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森林・ジャングルの表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
笹地に白々と骨を立てたような枯れ木の原
高田 宏 / 木に会う amazon
僕は奇妙に非現実的な月の光に照らされた道を辿って雑木林の中に入り、あてもなく歩を運んだ。そんな月の光の下ではいろんな物音が不思議な響き方をした。僕の足音はまるで海底を歩いている人の足音のように、どこかまったく別の方向から鈍く響いて聞こえてきた。時折うしろの方でかさっという小さな乾いた音がした。夜の動物たちが息を殺してじっと僕が立ち去るのを待っているような、そんな重苦しさが林の中に漂っていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
櫛の歯のように生えている竹林にさしこんでいる陽が、苔の生えた地面に、雨のようにそそぐ
水上 勉 / 越前竹人形 amazon
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山道・峠道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
この辺は、ワラビ、ウド、アザミ、タケノコなど山菜の宝庫らしい。
太宰 治 / 津軽 amazon
蛇が皿を巻いたような丘の小道をぐるぐると下りて行く。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
周囲に山をめぐらした盆地そのものが、冷たい藍色の大気を湛えた水槽のよう
大仏 次郎 / 雪崩 (1953年) amazon
地中の子宮みたいな石窟
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
蜂の巣を伏せたような、こんもりとした小さな島
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
「道・道路」カテゴリからランダム5
横町と横町の間を貫く中通り
岡本かの子 / 巴里祭
山径の方は陰気ではあったが心を静かにした。
梶井基次郎 / 筧の話
小さな黒い道がいきなり草の中に出て来ました。それはたくさんの馬のひづめの跡でできあがっていたのです。
宮沢賢治 / 風の又三郎
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