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停車駅で席が空くとものすごい早い身のこなしで座り、梃子でも動かぬと決めたようにぎゅっと固めた上半身を丸めうつむく。たとえ前に老人や妊婦が立っても気づかぬフリをとおせる姿勢で、武道の型の如き気迫を漂わせてもいる。
羽田 圭介 / スクラップ・アンド・ビルド ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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座り姿勢
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前後の文章を含んだ引用
......どうでもいいだろ」 吊革につかまりため息まじりに発された亜美のぼやきに、健斗は自身でも驚くほど険のある言葉を返した。混んでいる車内で黙りこくった亜美は、その後の停車駅で席が空くとものすごい早い身のこなしで座り、梃子でも動かぬと決めたようにぎゅっと固めた上半身を丸めうつむく。たとえ前に老人や妊婦が立っても気づかぬフリをとおせる姿勢で、武道の型の如き気迫を漂わせてもいる。席を確保するためなら彼氏と目線を合わせることも拒絶する亜美の丸まった姿勢を見下ろし、健斗は確信した。とにかく肉体的疲労を嫌がり楽をしたがる彼女はこの先、太ったお......
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梃子・梃(てこ)
上半身(じょうはんしん・かみはんしん)
梃子・梃・・・1.硬い棒の中心に近いある一点(支点)で支えて、棒の片方に力を加え(力点)、反対側の物体(作用点)を動かすようにしたもの。支点を固定して、力点に力を加えると、作用点に大きな力が働く。レバー。
梃子を利用した道具として、はさみ・クリップ・栓抜き(支点が真ん中でなく端にある)・くぎ抜きなどがある。
2.また、重いものの下に突っ込んで、こじ上げたりするのに使う棒。
上半身・・・体の、腰から上の部分。上体(じょうたい)。⇔下半身(かはんしん・しもはんしん)。
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石のように坐った
林芙美子 / 新版 放浪記
マングースみたいな格好でステレオ・セットの前に座りこんで、ひとつひとつのスイッチをためした。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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横になり体を楽にする
岡本かの子 / 渾沌未分
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