普門寺は日だまりに転び寝したような閑寂さの中に古りさびていた。
石川 達三 / 日蔭の村 作品を確認(amazon)
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ひっそりと佇む
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単語の意味
閑寂(かんじゃく・かんせき)
閑寂・・・閑(しず[=静])かで、寂しいこと。ひっそりとして落ち着いていること。騒がしい俗世間から遠く離れていて、ひっそりと静かなさま。「閑」は訓読みで「しず(か)」と読める。
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ひっそりと佇むの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ここをすっぽり覆っている静けさには、言い訳できない深い力が籠っていた。いくら春休みだとは言っても、その静けさは救いようがないくらいに徹底的だった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
丁度枕元をすり足で人が通るような森閑とした家構えで
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
ドアに耳をくっつけてみる。 静かだ。如月の言うとおり、ドアを開けると無人の場所が広がっているみたいだ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
壁掛け時計が時を刻む音だけがしていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
(祭りのお囃子)同じ旋律の 執拗 な繰り返し
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「家・建物」カテゴリからランダム5
色々の屋台店が道の真中に軒を並べている。
岡本かの子 / 巴里祭
豚小屋のような店
林芙美子 / 新版 放浪記
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