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(米つきばった)善良な長い顔の先に短い二本の触覚を持った、そう思えばいかにも神主めいたばったが、女の子に後脚を持たれて身動きのならないままに米をつくその恰好が呑気のんきなものに思い浮かんだ。
梶井基次郎 / 城のある町にて ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......女の子達が米つきばったを捕えては、「ねぎさん米つけ、何とか何とか」と言いながら米をつかせている。ねぎさんというのはこの土地の言葉で神主かんぬしのことを言うのである。たかし善良な長い顔の先に短い二本の触覚を持った、そう思えばいかにも神主めいたばったが、女の子に後脚を持たれて身動きのならないままに米をつくその恰好が呑気のんきなものに思い浮かんだ。  女の子が追いかける草のなかを、ばったは二本の脚を伸ばし、日の光を羽根一ぱいに負いながら、何匹も飛び出した。  時どきけむりを吐く煙突があって、田野はそのあたりからひらけ......
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