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穴子の丼をはこんで、よちよちとあらわれた。足もとがさだまらぬから、盆の上のどんぶりがカタカタと音をたてている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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ふらふらした歩き方
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前後の文章を含んだ引用
......留守番の老婆が「穴子の親子丼ならでけまっけど」といってくれたので、海沿いの座敷へ入り、タコの酢ノ物で酒を二合のんだ。 ややあって、幼女のごとくあどけない老婆が、穴子の丼をはこんで、よちよちとあらわれた。足もとがさだまらぬから、盆の上のどんぶりがカタカタと音をたてている。 こんなときは、もうすっかりうれしくなってしまって、この老婆手製の穴子丼のうまさが忘れられなくなる。 旅情というものであろう。◇ 海に沿った室津の町の細い細い道......
単語の意味
足・脚・肢(あし)
穴子(あなご)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
穴子・・・マアナゴの通称。ウナギに似た食用魚で、近海の底の砂地に生息。名前の由来は、砂や泥に巣穴を掘って体の一部を出して休むことから。
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