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街を吹く五月のすがすがしい風は、秋のように身にしみるなり。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......ブトウ酒を買って来た、いままでのなごやかな気持ちが急にくらくらして来る。苦労をしあった人だのに何と云うことだろう。よくもこんなところまで辿って来たものだと思う。街を吹く五月のすがすがしい風は、秋のように身にしみるなり。 夜。 ここの子供とかるめらを焼いて遊ぶ。 * (五月×日) 六時に起きた。 昨夜の無銭飲食の奴のことで、七時には警察へ行かなくてはならない。眠くっ......
単語の意味
清清しい・清々しい(すがすがしい)
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苦痛(精神的なつらさ)の表現・描写・類語(刺激のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸を抉るようにつらかった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
いっそ気を失うか、おかしくなってしまった方がどんなにか楽なのに、嫌悪感がからだの中に充満し、吐き気が込み上げてくるだけでした。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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爽やかな風・涼しい風の表現・描写・類語(風のカテゴリ)の一覧 ランダム5
池の面を洗うようにして、涼しい風が吹いてくる
岩田 豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 amazon
湖をわたってくる風が、汗のにじむ頬や項(うなじ)にさわやかにしみる
原田 康子 / 挽歌 amazon
清冽な空気の流れの中に体を浸しているように、爽やかな風が吹く
外村 繁 / 筏 amazon
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世知辛い・生きにくい世の中の表現・描写・類語(世間・世界・社会のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私の幼い人生にも、暴風が吹きつけてきた
林芙美子 / 新版 放浪記
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厚い外套に頰をうずめ、木枯しの吹く表通りに出る。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
崖の花をなめて行く海風のように、野の風が首筋へ滑って行く
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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そういう世界が、こことは違った、どこか別の場所に存在していて、その幸福に浸っている自分というのも、いるのかもしれない。何の不思議もなく、まさか、あのまま彼女と別れてしまった世界を生きている自分が存在しているなどとは、夢にも考えたことがなく。自分はなぜか、貧乏クジを引いてしまって、そっちの世界ではなく、この物寂しい世界の方を割り振られてしまった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
世界──そのことばはいつも僕に象と亀が懸命に支えている巨大な円板を思い出させた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
力ある者はますます栄え、弱き者は滅びるといった弱肉強食の畜生社会
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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