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玉の井停車場の跡が雑草に蔽われて、こなたから見ると城址（しろあと）のような趣をなしている。
永井 荷風 / ぼく東綺譚 作品を確認（amazon）
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駅のホーム・駅の構内
更地・跡地
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単語の意味
趣（おもむき）
玉・珠（たま）
趣・・・しっとりと落ち着いて、心惹かれる特徴や雰囲気。そのものがもっている、自然とかもし出される（いい）雰囲気。ずいぶん昔のものなのに、手入れがされているさま。風情（ふぜい）。
玉・珠・・・１．丸いもの。丸くまとめられたもの。ボール。
２．丸い宝石や真珠。
２．丸い宝石や真珠。
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ホームを降りると、九月の午後の熱気に混じって、タールや鉄がこすれる匂いが庄子の顔にぶつかってきた
高樹のぶ子 / その細き道（追い風） amazon
目の前にはたえず列車の発着がある。向こう側のホームに停まったままの貨車もあった。そこには駅特有の雰囲気をもった忙さがあった。三原の方は、遥けくも九州まで来たという旅愁が顔に浮かんでいた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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駅前の小さな商店の並ぶ埃っぽい道
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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