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ほっと、脇息 に、気づかれを、落して
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
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安心による体の反応、リアクション
座る(動作)
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前後の文章を含んだ引用
......そ半日も経って、やっと帰って来た家臣の口から、彼が、難なく町方のかこいを衝 いて、一気に、板橋口から街道を北へ、立って行ったと聞いて、 「――そうか」 と、初めて、ほっと、脇息 に、気づかれを、落して、 「人は使いよう……。一角も、こんどは胆に沁 みて、立ち直ったとみえる」 頼もしげに、そしてまた、一つの心の負担をも、軽くしたように、呟 いた。 春だが、寒かった......
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縁側にぺしゃんと坐って
宮本百合子 / 伸子
全神経を耳に集めているかのように、じっと床の上に坐っている
外村 繁 / 筏 amazon
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「ほっと」の言葉を含む安心の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
何となくほっとし、俄 に外界の騒音が自分の背後から幅広く押しよせてくるのを感じた。
宮本百合子 / 伸子
今日まではりつめつづけて来た心に、ほっと帯をゆるめるような安らかさを覚えたのである。
山田克郎 / 壮士行
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鉄砲だまのようにとび出したきりで
丹羽 文雄 / 顔 amazon
(おじいちゃんの形見のパソコン)コンピューターの電源を入れてみた。軽く錆(さび)をこするようなひきつり音が内部から聞こえ、画面に弱々しい白い光がヴンと灯り、機械が目覚める。おんぼろコンピューターは機体を細かく震わせながら起動していき画面の光りもそれにあわせてぶるぶる震える。その震え方は、昔親戚一同でカラオケBOXに行ったときに聴いたおじいちゃんのあの歌声、肺活量が弱っている年寄りならではのあのビブラートがききすぎた歌声を私に思い出させた。
綿矢 りさ / インストール amazon
そこはかとない暗(やみ)にのまれてゆくような手ごたえのない笑い
円地 文子 / 女坂 amazon
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張りつめ通した心の糸が、今こそ思い存分ゆるんだかと思われるその悲しい快 さ。
有島武郎 / 或る女
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