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風ではない何かが、雪見の背中を撫でて通り過ぎていった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置：35% 作品を確認（amazon）
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恐怖を背中で感じる
悪寒（恐怖、発熱によるさむ気）
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前後の文章を含んだ引用
......け、雪見とすれ違う。「今の男……」武内は横顔で言った。「危険ですよ。関わらないほうがいい」 思わず武内の後ろ姿を目で追った。彼は何もなかったように歩いていく。 風ではない何かが、雪見の背中を撫でて通り過ぎていった。 そんなことがあった日の翌日、雪見は満喜子からの電話を取った。「あ、お義母さんは美容院に行ってるんですけど」「いいの、いいの。雪見さんでいい」 満喜子の声は疲労......
単語の意味
背中（せなか）
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背（せ）。背面。
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全身に水を浴びせられたような心もち
芥川龍之介 / 偸盗
ぞっと寒いものを背すじに這わせて
吉川英治 / 銀河まつり
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鳩尾（みぞおち） の奥に鈍痛を感じた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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肩が無闇と凝った。頭が重く、首筋を握ると、ジキジキと気持の悪い音がした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
鍋でもかぶったように頭が重い
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
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