日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 地上・陸地 > 田園・田畑

周囲の台地からは土瓶の蓋をとって釣瓶（つるべ）をごっと傾けたように雨水が一杯に田に聚（あつ）まって

長塚節 / 土　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

田園・田畑

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

ここに意味を表示

田園・田畑の表現・描写・類語（地上・陸地のカテゴリ）の一覧ランダム５

旱（ひでり）のためうんかがたくさん田に湧いたのを除虫燈で殺している。

梶井基次郎 / 城のある町にて関連カテ田園・田畑夏

実家は、遮る木立ちすらない広大な茶畑の中にある。緩やかな起伏の涯もなく続く、豊饒な台地だった。

浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon関連カテ田園・田畑田舎（いなか）

ただ一枚の青畳を敷いたような田圃（たんぼ）

長塚節 / 土　amazon

麦畠がある。風が来ると、緑の波のように動揺する。

島崎藤村 / 千曲川のスケッチ　amazon

そこらの畑には土が眼を開いたようにところどころぽつりぽつりと秋蕎麦の花が白く見えている。

長塚節 / 土　amazon関連カテ田園・田畑麦

このカテゴリを全部見る

「地上・陸地」カテゴリからランダム５

硫黄（いおう）が丘（たけ）の山頂――右肩をそびやかして、左をなで肩にした

有島武郎 / 生まれいずる悩み

十四五年も前にゃア、まだこの道は海だったが、埋立して海がずっと向うへ行きやんした。

林芙美子 / 新版　放浪記

山々の黒い影が、闇よりもずっしりと黒く街を見つめている。

吉本ばなな / 満月キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ山夜シルエット・影絵

羊の群れのように見える白い岩

曽野綾子 / 夫婦の情景　amazon

（月光に照らされた岩山の道）歩を止めて背後を振り返った。下りの坂道が、まるで巨大な虫が這ったあとのように白くぬめりながら町まで続いていた。

村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ月の光・月明かり山道・峠道坂道・斜面・勾配

同じカテゴリの表現一覧

地上・陸地の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分