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林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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浮浪者・ホームレス
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前後の文章を含んだ引用
......の長いパラソルの柄に頬をもたせて、公園の汚れたベンチに私は涼風をもとめてすずんでいた。 「オイ! 姉さん、五銭ほど俺にくんないかね……」 驚いて振り返って見ると、垢 もぶれな手拭を首に巻いた浮浪者が私の後に立っていた。 「五銭? 私二銭しか持たないんですよ、電車切符一枚と、それきり……」 「じゃア二銭おくれよ。」 三十も過ぎているだろうこのガンジョウな男が、......
単語の意味
垢(あか)
首・頸・頚(くび)
垢・・・皮膚の上の、汗やほこり、脂が交じってできる汚れ。
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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浮浪者・ホームレスの表現・描写・類語(職業・仕事のカテゴリ)の一覧 ランダム5
どす黒い顔をした浮浪者が閉った店の軒下にじっと身動きひとつせずにうずくまっていた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
どの指も硬くひび割れて、長く伸びた爪にまで黒い汚れが染みこんでいる。厳しい生活を送っている人間の手だった。
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち amazon
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「不良というのは本来はさ、秩序から外れたくて、なるものなのに、結局別の秩序に組み込まれるんだ。妙だよね。行列をつくるパンクロックと一緒でさ、矛盾だよ。列を作るパンクなんて! 上下関係を気にする不良なんて!」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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