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ふくらはぎにはいくつかの蚊にさされた跡が赤く残っていて、ハエをしっぽで追い払う牛のようにむぞうさに、テレビを見ながらときどき赤くなっているところをひっかいた。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
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体を掻く
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前後の文章を含んだ引用
......箇所に靴ずれができて、足首も親指と小指の付け根も甲のまんなかも、あちこち変色している。それにくらべてアキヨさんは、なんの変色もなく、足の裏もやわらかそうだった。ふくらはぎにはいくつかの蚊にさされた跡が赤く残っていて、ハエをしっぽで追い払う牛のようにむぞうさに、テレビを見ながらときどき赤くなっているところをひっかいた。 彼女を見ていると、隆大が彼女を愛したわけも、彼女と別れたわけもなんとなく分かる気がした。アキヨさんにはなにか、圧倒的にとぼしいところがある。たとえば新宿の雑踏......
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膨ら脛・脹ら脛・膨脛・脹脛(ふくらはぎ)
牛(うし)
蚊(か)
蠅・蝿(はえ)
膨ら脛・脹ら脛・膨脛・脹脛・・・足の脛(はぎ、=すね)の後方の、膨・脹(ふく)らんでいる部分。すねの後ろ側の柔らかい部分。腓(こむら)。
・・・ウシ科の哺乳動物の総称。古来より、耕作などの労働力としても使われる重要な家畜。体は頑丈で頭に二本の角を持ち、尾は細い。草などを食い反芻(はんすう)する。和牛は黒色のものが多く、朝鮮牛は赤褐色で小形。肉・乳は食用、皮・骨・角などでもさまざま作られる。
・・・カ科の昆虫。古来より人が悩まされてきた、小形の害虫。主に夏に出る。雄は人や家畜の血を吸う。種類が多く、デング熱やマラリアなどの伝染病を媒介するものもいる。飛行の際に「ぶぅぅん」と羽音を鳴らす。
蠅・蝿・・・ハエ目ハエ亜目ハエ下目に属する昆虫の総称。羽は二枚で触角は太くて短い。食べ物などにたかり、伝染病を媒介する。長い口先を使って液体などを舐める。幼虫はいわゆる「うじ」。不快なもの、五月蝿(うるさ)いものの代名詞にも使われる。
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空気で洗うように顔を両手で擦る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
布地ごと胸をぽりぽりと搔いた。
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