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体中を震わせて泣きました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......気力さえなくなったのです。途絶えては、一時間ほどたつと、また風に流れてこちら側にいる部落の者たちに伝わってくる。獣が唸るようなその声を耳にするたびに、百姓たちは体中を震わせて泣きました。午後、ふたたび潮が少しずつ張りつめ、海がその黒い冷たい色を増し、杭はその中に沈んでいくようにみえます。白く泡だった波が時々、それを越えて浜辺に打ち寄せ、一羽の鳥......
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涙が霧のようにあふれて来た。
林芙美子 / 新版 放浪記
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感動でぞっとし、涙を浮べた。
宮本百合子 / 伸子
「赤ん坊の泣き方ってすごいね」成瀬の顔を見た。「あの泣き声で、車内吊り広告が剥がれそうだ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
赤児は両手を 担ぎ、両足を縮めて、力一杯に無闇と泣いた。腹を波打たせながら泣く、その声が謙作には胸にこたえた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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