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壁は暖かい色の明かりのせいで、うすく焼き色のついたバターみたいな色をしている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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暖色
蛍光灯・屋内のあかり
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前後の文章を含んだ引用
......在で粘着力の弱まった両面テープが端にぶら下がり、掃除の邪魔をしている。 開いたドアの向こうには、廊下が続いている。余計な物が一つもない廊下だけは清潔そうに見え、壁は暖かい色の明かりのせいで、うすく焼き色のついたバターみたいな色をしている。実際に在る風景なのに、荒涼とした部屋から見ると絵画のようだった。廊下の曲がり角の奥には私が知らない部屋、ベッドが二つ並べてある寝心地の良い静かな寝室が続いている......
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電灯は暗く、ほこりをかぶったスタンドだけが机の上に六十ワットの光を投げかけていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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そこに人の寝ることのない広い畳は、夜明け前の冷気のなかに、はねつけるような肌ざわりをしていた
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
ひろい庭の芝生の彼方に、三渓園の三重塔がのぞまれ、それが、しだいに夕闇の中へ溶けこんで行くのを、われわれは飽くこともなくながめ、
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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隅から隅まで何もかも全部が真っ白だった。これを汚さないで家まで持って帰るには、どうしたらいいのだろうかと不安がよぎるほどだった。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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