流線形の肢体は水を滑るように進む
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泳ぐ
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単語の意味
肢体(したい)
肢体・・・両手と両足。または、手足と体。
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無駄のない美しい泳ぎだった。《…略…》しぶきも立てないし、無駄な音も立てない。肘が美しくすらりと宙に持ち上がり、親指から静かに入水する。決して急いではいない。求心的な静けさを保つことがその泳ぎの基本的なテーマになっている。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
(水中を泳ぐ)水を掻く掌や足首の動きは伸びやかで、身体中がすっぽり水の清らかさに包まれている。女子選手なら、髪が風のように揺らめく。表情は皆、深呼吸しているかのように穏やかだ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
進んでいるのか退いているのか、ただ無限の中に手足を動かしている気がし出した。
岡本かの子 / 渾沌未分
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