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ボタンを二つ外したシャツの襟からのぞいている細い白い首筋とテーブルに載せた手の甲だけが微妙に彼女の年齢を暗示していた。小さな、本当に小さなところから人は年を取っていくのだ。そして拭うことのできないしみのように、それは少しずつ全身を覆っていく。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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うなじ・首筋・襟足 手の甲 老いる・年を取る・誕生日
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前後の文章を含んだ引用
......ブレスレットもピアスも何もない。短い前髪をさりげなく横に流していた。 目のわきの小さなしわは年のせいというよりは生まれた時から既にそこについているように見える。ボタンを二つ外したシャツの襟からのぞいている細い白い首筋とテーブルに載せた手の甲だけが微妙に彼女の年齢を暗示していた。小さな、本当に小さなところから人は年を取っていくのだ。そして拭うことのできないしみのように、それは少しずつ全身を覆っていく。「仕事って、どんな仕事なんですか?」と僕は訊ねてみた。「設計事務所よ。もうずいぶん長いわ」 話はつづかなかった。僕はゆっくりと煙草を取り出して、ゆっくりとそれに......
単語の意味
襟・衿・領(えり)
首筋・頸筋(くびすじ)
手の甲(てのこう)
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
首筋・頸筋・・・首の両側から後部にわたる部分。首の後ろ側の部分。項(うなじ)。襟首(えりくび)。首根っ子・頸根っ子(くびねっこ)。
手の甲・・・手の平の反対側。手のおもて。手首から指のつけ根までの、握った時に外側になる面。「甲」は、「手足の表面」のこと。
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年をとった固いトリ
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon関連カテ鶏(おいしさ)老いる・年を取る・誕生日
一緒に住んでいた頃に比べてしわが増えて、少し小さくなっていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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おばはんは子供のように幾度もうなずいた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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軽く指を閉じる程度に拳を作っている。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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四十歳という、一種、独特の繊細な不安の年齢
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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