恋心の火は火力を調節できないからこそ尊い
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ ページ位置:38% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
恋愛・恋する・恋心
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......の私と同じことを思われて敬遠されたら、私は悲しくて狂い死にしそうになり、そのあとブラウスのボタンをひきちぎって怒りだすだろう。わがまま言うな、残酷なこと言うな、恋心の火は火力を調節できないからこそ尊いんだぞ。人差し指を何度も振り指しながらイチに説教をしつつ、心の片隅ではこんな暑苦しい説教をする私も含めてぜんぶ愛してほしいと甘いことを考えるだろう。恋しながら恋......
ここに意味を表示
恋愛・恋する・恋心の表現・描写・類語(恋愛のカテゴリ)の一覧 ランダム5
何もかも振り捨てて私は生れて初めて恋らしい恋をしたのだわ。
林芙美子 / 新版 放浪記
サユリと出会って以来、ずっと続いている微熱。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
蒔野は、自分の中にある、洋子に愛されたいという感情を、今はもう疑わなかった。胸の奥に、白昼のように 耿 々 と光が灯っていて、その眩しさをうまくやり過ごすことが出来なかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「恋愛」カテゴリからランダム5
激しいセックスをした翌朝のいつもの感触が、下半身にかすかに残っていた。身体の奥までひっかきまわされたような甘いだるさ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
急激なせつなさに襲われたようだった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
恋愛 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ