TOP > 感覚表現 > 印象 > 儚い(はかない)・もろい
椅子に座っていた膝のうえに、ストンと腰かけてきたときは、精巧であたたかくいいにおいのする芸術品が膝に載ったみたいで、壊してしまいそうで、少しも動けなかった。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置：9% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
儚げな人
儚い(はかない)・もろい
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......わき上がった。電車のなかで自然に肩に頭を寄せられるときの甘い重み。なにげなく手をつながれるときの、美しい指先のならび、子どものように体温の高い手のひら。昼休み、椅子に座っていた膝のうえに、ストンと腰かけてきたときは、精巧であたたかくいいにおいのする芸術品が膝に載ったみたいで、壊してしまいそうで、少しも動けなかった。 亜美ちゃんの何気ないスキンシップの数々に触れるたび、男ならこの瞬間に恋に落ちるんだろうなとさかきちゃんは冷静に分析した。もちろん私は落ちない。でも代わりに、買......
単語の意味
腰（こし）
膝（ひざ）
腰・・・１．胴体の下の方の部分で、上体と下肢（かし）をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
２．衣服やはかまの腰にあたる部分。
３．あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
４．紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
５．餅（もち）や粉などの、粘りや弾力。
６．刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
７．何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
２．衣服やはかまの腰にあたる部分。
３．あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
４．紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
５．餅（もち）や粉などの、粘りや弾力。
６．刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
７．何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
膝・・・１．足の関節部で、腿（もも）と脛（すね）とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭（ひざがしら）。
２．座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部（だいたいぶ）。
２．座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部（だいたいぶ）。
ここに意味を表示
儚げな人の表現・描写・類語（人の印象のカテゴリ）の一覧 ランダム５
影のようにひっそりと、風のように軽く、すべりこむように彼女が入ってきた。
「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
儚い(はかない)・もろいの表現・描写・類語（印象のカテゴリ）の一覧 ランダム５
絹糸のようにデリケート
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
梶井基次郎 / 筧の話
このカテゴリを全部見る
「印象」カテゴリからランダム５
悪くない演奏だったが、曲の最後の一音が空中に吸い込まれてしまうと、あとには何も残らなかった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム５
ひっそりとした群衆が三々五々、影絵のように闇の中に散り始める
福永 武彦 / 草の花 amazon
同じカテゴリの表現一覧
印象 の表現の一覧
人の印象 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ
