同じように静まり返っていても、どっかに人が隠れている部屋と無人の部屋では空気がちがうじゃないですか。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置：70% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
人の気配
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......携帯電話はシートに置きっぱなしで。それに、そんなこととは別に、気配とか、名残りとか、虫の知らせとか、なんかそういうふうなものがなんにも感じられないんです。ほら、同じように静まり返っていても、どっかに人が隠れている部屋と無人の部屋では空気がちがうじゃないですか。そういうことって、なんとなくわかるでしょう。俊一はきっと、本人の意思の働くひまさえないしかたで突然消されたんですよ。ほんとはあたし、はじめから――、車の向きとち......
ここに意味を表示
人の気配の表現・描写・類語（人の印象のカテゴリ）の一覧 ランダム５
俺は目の端で彼女の気配だけをとらえている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「人の印象」カテゴリからランダム５
引き締まった筋肉質の身体も、無造作な短髪も、まるで現役のスポーツ選手のようだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
二束三文のやくざな人間
宮本 輝「道頓堀川（新潮文庫）」に収録 amazon
必ず笑って出てくるんだ。義務か聖職のように笑いながら。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
「雰囲気・空気」カテゴリからランダム５
（気配なく近づく人）気がつくと自分の五感が警戒する距離に迫ってきている。それが大胆なだけに、五感の警戒が一歩遅れてしまうのだ。そして慌てて警戒信号を発することになる。武内と接するときはそんな感覚が付きまとう。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
その日の夕食のメニューにとってつけたように加わった野菜サラダの味を私は一生忘れられないと思う。重い味だった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた／サンクチュアリ」に収録 amazon
その場の空気が、一瞬刃物のように光る
村松 友視 / 由比正雪 amazon
（その空間は）空気の濃度が違っていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
人の印象 の表現の一覧
雰囲気・空気 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
