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(放浪者)ほとんど住家と云うものを持たないで暮して来た。どこへ行っても木賃宿 ばかりの生活だった。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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行商人・売り歩く人
うろつく・さ迷う・放浪する
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前後の文章を含んだ引用
......る。このひとは岡山の人間で、実直過ぎるほどの小心さと、アブノーマルな山ッ気とで、人生の半分は苦労で埋れていた人だ。私は母の連れ子になって、この父と一緒になると、ほとんど住家と云うものを持たないで暮して来た。どこへ行っても木賃宿 ばかりの生活だった。「お父つぁんは、家を好かんとじゃ、道具が好かんとじゃ……」母は私にいつもこんなことを云っていた。そこで、人生いたるところ木賃宿ばかりの思い出を持って、私は美しい......
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行商人・売り歩く人の表現・描写・類語(職業・仕事のカテゴリ)の一覧 ランダム5
お天陽 様相手に商売をしている
林芙美子 / 新版 放浪記
大きな風呂敷包みを背負って全国津々浦々を行商人のように歩く
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
蟻が、自分たちの道を決して見失わず、それからそれと、仲間の領分をひろげるように、家から家、村から町を縫いつないで、細かな商売を積み重ねる薬売り
永井竜男 / 風ふたたび「永井龍男全集 5 長篇小説 1」に収録 amazon
四年の間に、七度も学校をかわって、私には親しい友達が一人も出来なかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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うろつく・さ迷う・放浪するの表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
朝から晩まで部屋の中を、檻の中のライオンのように歩いている様子だった。
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
人間である百合枝は絶滅間際の怯えた恐竜のように、山の中をこうしてうろうろとかくれ場所を探している。
大庭みな子 / 啼く鳥の amazon
豚のように臭みをかぎながら カフエーからカフエーを歩きまわった。
林芙美子 / 新版 放浪記
むやみに足の向く方をあるき散らした。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
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「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
忙しそうに動き回る人々の間をぬって、
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(犬が)あと足に砂を蹴上 げながら真一文字に追いすがった。
芥川龍之介 / 偸盗
階段を降り始める。春の大気に、彼女の靴音がそっと差し込まれている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
庭園の外側に沿うて漫歩する人のような気取った足どり
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
「職業・仕事」カテゴリからランダム5
(元軍人)彼の身のこなしには、長年軍隊にいたものの身に自然にそなわってくる、あの放浪者型の無頓着さと疲労の跡とがあったが、それにもかかわらず、そこには、軍隊生活と戦闘の苦しみをきりぬけてきた人間が内にもっている強さが感じられた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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