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カーテンの隙間からこぼれてくる夜は、病室の白いライトにはかなわない。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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蛍光灯・屋内のあかり
カーテン
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......の声は、いつもよりも明るく聞こえる。「操作に集中しちゃうと、周りのこと見えなくなっちゃった」 思ったよりもひーちゃんは元気で、病室は明るくて、あたしは安心する。カーテンの隙間からこぼれてくる夜は、病室の白いライトにはかなわない。「汐梨が入れてくれた曲、聴きたくて」 そして、あたしはひーちゃんには、かなわない。「もう会えなくなったら、どうしようかと思った。目が覚めて、汐梨と風人が来てくれ......
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部屋のブラインドからは暖かそうな黄色い光がこぼれている。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
電灯がゆれるたびに彼等の背をまげた見すぼらしい影が壁に動いた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
電灯は暗く、ほこりをかぶったスタンドだけが机の上に六十ワットの光を投げかけていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
雪の頂から星がひとつ下がったように、入相の座敷に電灯がつく。
泉 鏡花 / 眉かくしの霊「高野聖・眉かくしの霊 (岩波文庫)」に収録 amazon
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カーテンの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
窓掛けだ。織物ではあるが秋草が茂っている叢 になっている。またそこには見えないが、色づきかけた銀杏 の木がその上に生えている気持。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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ひろい庭の芝生の彼方に、三渓園の三重塔がのぞまれ、それが、しだいに夕闇の中へ溶けこんで行くのを、われわれは飽くこともなくながめ、
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
欠けた歯の洞(ほら)のように我が家の窓だけが暗い中に取り残されている
森村 誠一 / 深海の迷路 amazon
真っ暗で、一筋の灯りさえ漏れていない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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