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夢もない深い眠りに陥って
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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熟睡・ぐっすり眠る
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前後の文章を含んだ引用
......みを蔽 って行った。少し開いた口びるの間からは、うめくような軽い鼾 がもれ始めた。それを葉子はかすかに意識しながら、ソファの上にうつむきになったまま、いつとはなしに夢もない深い眠りに陥っていた。 どのくらい眠っていたかわからない。突然葉子は心臓でも破裂しそうな驚きに打たれて、はっと目を開いて頭をもたげた。ずき/\/\と頭の心 が痛んで、部屋 の中は火......
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熟睡・ぐっすり眠るの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ミイラのようにぐっすりと二日間眠り続けたらしい。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
疲れ果て、泥のような眠りに落ちていた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
(赤児は)安らかな 呼吸 をしながらよく 眠 入った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
頭が痛くなるほど昼寝したあと
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
小さな日だまりの中で短く眠った。夢も何もない、純粋な空白を思わせる眠りだった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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(大舞台を終えて高揚感が鎮まる)終演後、蒔野は独りセントラル・パークを散歩しながら、午後のやわらかな日差しに映える美しい木々の緑を眺めていた。高揚感の潮が、引き際にごっそり彼自身から削り取ってしまったもののあとに、その穏やかな静けさが沁みた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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猫のように背を丸めて眠りにつこうとしている
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
(ゆっくりと目覚める)音楽の音で目がさめた。それほど大きな音ではない。聞こえるか聞こえないか、そんな遠い音楽の響きだ。しかしその響きは顔のない水夫が夜の海に沈んだ 碇 をゆっくりとたぐりよせるように、徐々に、しかし確実にぼくを覚醒させた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
尋恵は寝入りばなに目を覚ました。一瞬、姑が呼んだのかなと寝ぼけた頭で考えたが、すぐにあり得ないことと気づいた。 上が騒がしい。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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